July 27, 2020
大きくのい続けている企業は、成り立つかどうか不確定なニッチな市場において、まずそのカテゴリとビジネスモデルを定義・確定する。 その後、そのシェアをファーストペンギンとして拡大・防御する。そして最終的に市場の変化に乗って、偉大な成長企業となる。
カテゴリー定義の話にもでてくるSalesforceの例と、実際の業績の図を見れば明らか。
リターンはリスクの見返りでしかない?その場合、リスクを取らなければリターンを得られないという事。 どうすれば大きくできるのか考えるには、何を論理で決めて大丈夫で、何を意思決定して不確実性をとりに行かないといけないのかを考え続ける必要がある。
つまり、取るべきリスクは、大きく分けて2つある。 ① 成立するか分からない領域で「顧客は誰か」「その顧客が価値として感じることは何か」「その価値をどうやって実現するのか」を正しく仮説検証し、仕組みとして段階的に成立させる事(※) ② 定義したカテゴリがどこまで大きくなるのかという事(ex. スマホ人口の上限によるキャップ)
※ 経営のステップとして分割する事はOK。例えばオペレーションの仕組みを組織の評価制度と揃えるのは顧客の課題特定や解決方法の確立後など、あくまで何にも付帯せず会社として正しい事に注力すること。リソースは限られるし不要な事に無駄遣いはできない。
自分が何軸で競争してるかを100%完全には理解してない市場参加者の方が圧倒的に多いので、これはどういう闘いなのか、を自分にハラ落ちさせられれば、上位数%には必ず入れる。努力の方向性を誤らないための努力(メタ努力)とか、ユニークな軸の発見を怠けない姿勢とか
市場の既存プレイヤーがショボい=その市場が儲からないand/orスケールしない、が普通なので、その原則をひっくり返せる発見、発明が、プロトタイピング作って泥水すすって、その領域でウロウロ徘徊してるうちに、アート的に徐々に見いだされてくる感じは、非常にグッとくる
SMB向けのマーケットプレイス事業を売却後、エンプラ向けのSaaSをやってます。元エンジニア:Ruby / Go / Nuxt / ReactNative