結局2つの記事は同じ事を言っている。
「特定のセグメントにおいて唯一無二のポジションが取れるなら、勝てる」という事。
The One Who Defines the Category Wins the Category
SaaSの起業チャンスは、先行プレイヤーのサービスに不満な顧客
セグメントを切り出す事の重要性
「特定のセグメントにおいて唯一無二のポジションが取れるなら、勝てる」をより具体的にいうと「既存製品では満たせない特定のユースケースが存在し、それを実現する機能・仕様が切り出せる。そしてそれに大してNO.1の認知が形成できれば勝ち」ということ。
以下が例になる。
- カスタマーサポートチーム向けのSaaSを提供するZendeskは様々な業界で使われていたが、In-App Message (アプリ内メッセージ)の強化を希望する顧客や、チャットを使ったリードクオリフィケーションのニーズを完全に満たせていなかった。そこで誕生したのが、Intercom。
- Zoomの例:https://www.notion.so/Zoom-04ffc6214076483aa54b5f40f6c1ff16
- セールスフォースなど先行しているCRMツールが山ほどある中でも、保険業界に完璧に寄り添ったプレイヤーがいなかった。しかし、保険という特殊な分野には、特有のニーズが存在しており、今までのCRMツールではそのニーズを満たすことができなかった。そこで登場したのがhokanだ
- 大日本印刷がネット印刷に入ってきたが、前者は1000万・後者は1万の単価、市場規模は1.5兆:300億、しかも値段は表に出してない。イノベーションのジレンマがあった。ラクスルは逆にその年商数百万の企業(特定セグメント)にフィットして成長した。