zoi's blog

製品等に関する所感

March 08, 2020

明確な強み

複雑性に対応できること。 複雑性の対象は「顧客のシステム」と「顧客の社内状況」。

顧客のシステム

システムにおいては社内ネットワーク環境及びハイブリッドクラウドな現状。

ここにインテグレーションできるのが大きな強み。競合製品はSIがまるっと1プロジェクトとして組み込んでいるケースしかない。

顧客の社内状況

社内構成についてはバイト/契約社員/店舗マネージャー/本社社員/役員/外部ベンダー等のバラバラさが問題として存在する。リテラシーや端末配布状況(BYODされたスマホ)、アクセス状況(社内VPN)、権限などが本当に企業によって様々。

細かな使い勝手やセキュリティ要件に応じてリスクベース認証・RBACが実施出来ることが最大のメリットとなる。

類似製品との比較

物理製品

競合する物理製品については、「運用上の手間」と「値段」で勝てる。大体ID辺り10倍の値段であり、故障・紛失や貸出対応を考えると管理の大変さが大きく存在する。

ソフトウェア製品

SSOは入退社管理、利便性の向上がメインであり、サブとしてID/PASSの弱さを(MFAないと同じでは?)、管理の一元化がメリットとして存在する。

浸透率が恐らく部分的にクラウドサービスのみなどの状況。

将来的な戦略

導入の部分については情シス担当者さんの目下の課題を解決するが、定着後は企業のIT戦略を支えられる所までやる。結局ITの会社でない限り、企業のIT戦略みたいなのは情シスがほぼ司る。

非IT企業の情シス担当者を楽にし、最終的にはDXの支援が出来るようにする。

具体的な検討内容

  • ソフトウェアの活用状況をデータを使って、企業へのソフトウェア浸透度を測定(wevox)
  • 購入したSaaSの浸透度から、ROIが満たせているのか、解約を支援する
  • 企業の経営課題をヒアリングする中で、利用すべきSaaSを選定支援(もしくは内製)
  • オンプレからクラウドに移行する中で、すべてのIDを統合する

Kyle Mathews

SMB向けのマーケットプレイス事業を売却後、エンプラ向けのSaaSをやってます。元エンジニア:Ruby / Go / Nuxt / ReactNative